歴史好きの子ども(小学生)にせがまれまして、映画「関ケ原」を観てきました。
私一人で観に行くなんてことは絶対ない!と断言できるくらい歴史は不得意です。
そんな私と、歴史大好きな子ども達の映画を観た感想をネタバレしない程度に書いてみたいと思います。
映画「関ケ原」とは
原作 司馬遼太郎の歴史小説「関ケ原」を映画化したものです。
昭和39~41年に連載されたもののようで、すごく面白いそうです。
(歴史小説を読み切る自信がないので、読んでいません。
アマゾンのレビューは高評価なので、そちらを見てください)
監督は原田眞人。
全体の感想
ネタバレしない程度に書いていきますが、ストーリーはもうわかっちゃってますしね。
西軍と東軍に分かれて戦って、小早川が裏切って、東軍の家康が勝ちます。
(細かい部分が史実に忠実であるとかないとか、そんなことは私にはわかりません)
とまぁ関ケ原ですもの、こんな感じですね。
有村架純の初芽はフィクションですね。
最初に申し上げておきますと この映画の感想は
「歴史に疎いものが事前に少し予習したくらいで太刀打ちできる作品ではない」
という事です。
まずなにしろ登場人物が多すぎる!
歴史が苦手な要因の一つが「名前が覚えられない」なのに、これでもかと登場人物が盛沢山。
これを観てください。。。
多すぎる。
そして最初からみんな早口で、難しい言葉で(時には訛がきつくて)、凄みをきかせるためにこもった声で話し、どんどん話が進んでいきました。
あのね…正直に言いましょう。
金曜ロードショーだったら、私 完全に寝てる映画です。
でも今回はお金を払って映画を観に来ているのです。真剣に聞いていました。
でもね、言葉も難しいし わかりゃしない。
本を読んでいたら内容がわかったのかなぁ?
ストーリーもこれいる??ってな物まであるように思えて、人間像に迫るひまもなく 誰が誰やら理解する暇もなく 高速に進んでいくのです。
3冊もある本を 無理やり2時間に詰め込んでこんな風になっているのかなぁ?
原作を読んでいないのでどうなのかわかりませんが。
でも子どもに上映後に聞いてみたら
「すんごく面白かった!!!!難しい言葉?わかったよ。普通にわかった。
登場人物がいっぱいいた??そう? ちゃんとわかったよ。」
だそうです。
特に合戦シーンはどっちが西軍?どっちが東軍?状態のごちゃごちゃでしたが、子どもたちは兜や家紋・旗印で判断できるようで、面白かったそうです。
どんどん人が出てきても、大元の流れを理解しているから映画の流れについていけたようです。
つまり歴史が好きな人にとってはとても面白い映画で、歴史が不得意な人には難しい映画です。
映画「関ケ原」のキャストについて
石田三成(岡田准一)は「正義!」といったかんじで、すごく強そうでした。
真面目で強くて不器用でした。
でもたしか、みんなにとっても嫌われていたはず。
(みんな三成大嫌い~♪ってほら、流行ったじゃない)
その部分が上手にあらわされていないように感じました。
もっと嫌われてる感をだしてもよかったのでは?
かっこいいし、男気だし、不器用だけどこの映画の三成 私はそこまで嫌いじゃなかったな。
小早川秀秋(東出昌大)
予告でキャストをみた子どもたちは、開口一番「この小早川は裏切らない顔をしている!」と言いました。
私もそう思う!こんなに高身長で顔が小さくてイケメンが小早川なんてありえません!
そして子どもの直観は本当でしたよ♪
この小早川は裏切りません♪ まぁ結果は裏切ってますがね。
チキンな裏切者のイメージでしたが、この映画の小早川はまた感じが違いました。
三成よりも小早川のほうが、人物像がきちんとあらわされていたかなと。
初芽(有村架純)はこれヒロイン的に必要なだけ?
前半は三成と絡んで面白くなりそう!とおもったのに、合戦中は出てきません。
途中いなくなって最後だけひょっこり出てきて、うーーーんいまいちでした。初芽の登場により、親友の大谷吉継とのシーンが減った!と子どもたちが残念がっていました。
大谷吉継(大場泰正)は病に侵されている感じがとてもよく出ていました。
もっと三成と絡んでほしかったな(男の友情は好き)
子ども達は直江兼続(松山ケンイチ)ったら笑 や徳川家康(役所広司)のお腹はCGなんだよ!親指の爪噛むんじゃなかったっけ?
他にも何やら言っていましたが、名前が覚えられないので、ここに書こうにも記憶がございません。
福島正則ら7人党はそれぞれとても個性があるメンツらしいのですが、城の薄暗い所で話していたりで、私には誰が誰やらさっぱり区別がつきませんでした。
あの人また出てきた!とは思うものの、誰かわからないまま話が進んでいきました。
合戦シーンは子どもが恐がるか
合戦ですもの、そりゃ切られるし、血しぶきも飛びます。
首が斬られて胴体と離れてしまったり、ザックザックと切るので私でも2回ほど「これは怖いな」と思いましたが、戦いのシーンは子どもは終始怖かったようです。
血がいっぱいでグロかった、首が離れるのは怖い。
途中で目をつぶっていたとのことです。
合戦後の血まみれの草原が妙に怖かったとのことです。
合戦だからとわかって観に行ったのですが、それでもやはり怖いですよね。
映画「真田十勇士」だって、そこそこグロテスクだったけれど、それよりも怖かったといっていました。
まぁ帰宅してお風呂に一人で入れない!とか夜中にうなされるという事はありませんでした。(歴史好きだからそりゃそうか)
エッチなシーンはあるか
今回の関が原はヒロイン(有村架純)が出てきます。
三成と何かあるのかな~?濡れ場とかあると嫌だな・・・と思っていました。
しかし 予告にも「女と思うてくださるな」とあるし 三成も不器用で真面目な人ですので、一応お互い好き合ったような場面もあるのですが、私の印象は
「俺はお前が好きー!」な中学生的な感じ? 「耳をすませば」的な感じ?でちっともエッチではありません。
徳川家康が入浴後ぽんぽこりんのお腹を出して女を所望するシーンがありましたが、「女をなさると・・・・」と戒められていました。
「女をなさる」 うん。小学生は絶対意味が分からない。
というわけで映画「関ケ原」はエッチなシーンはないが結論。
まとめ
- 映画「関ケ原」は歴史が苦手な人には本当に難しいです。
- 歴史好き(子どもでも)にはおもしろい映画のようです。
- 岡田准一くんが大好きだけど歴史は苦手、という人は公式サイトなどで予告を観れば十分かもしれません。
- 子どもには合戦シーンは恐怖をかんじる。
- 濡れ場などのエッチなシーンはない。
おまけ 子どもがすすめる関ケ原の本
あまりにも無知な私に子どもたち進めてくれた本です。
「関ケ原の合戦はこれが一番わかりやすい。」とのことです
中身は漫画で読みやすい。
映画を観る前に読んでおけばよかった・・・なぁ
関ヶ原の合戦―歴史を変えた日本の合戦 (コミック版日本の歴史)
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