それはクリスマスイブのこと。
ついに待ち焦がれていた三國万里子さんの「うれしいセーター」が手元に届きました
この本のすばらしさ
それは製本に対する気持ちなのではないでしょうか?
12名の方に三國さんが編んであげた作品
そしてその編み図が載っています
だから12名の方の写真集みたいになっています
写真集に編み図が挟まってる。
そうしたら普通
「あれ??どこに編み図があったんだっけ」
「あ・・・閉じてきちゃった この本厚いのよね」
となりそうなもの
たいていの本は 開いておきたいページがあったら ギューギュー押してクセをつけたり重しをおして開いた状態にしておきますよね?
編み図を観たい場合は 閉じてきちゃうのがめんどくさくて 必要なページをコピーして使用したりしていました
でもこの本はちがーーう!!!!
コデックス装この本は造本法にこだわっていたのでした!
こんな分厚い本の 上の方をよく見てください
綴じ糸が使われていて まるで古文書のよう。
開くとどうなるのでしょう
パカーーーと180度に開きます
編み図のページは 写真のページと紙の素材が違い
そして横幅が小さくなっています
そのうえ180度のパカッとひらくので、贅沢なほどの美しい写真の中からも編み図がパッと探し出せる仕組みなっています
しかも編み込みのチャートがカラー♪
▼・・・赤
□・・・青
★・・・紫
以前までは上のように白黒の本でもわかりやすく書いてあったんだけど、
なんだっけ??となるのよ。
でもカラーならそうはならない!
最後に
三國さんの文章もいっぱいだし、
このセーターがどのように出来上がったのかのメイキング
更にできたセーターのここをさらに改良したい!など反省を書いてあったり。
もう何度読み返したことか。
相手の事を考えてつくったセーターがたくさん載っている本
この本をつかって編み物を楽しもうとする人のことを考えて 製本法にまでこだわってつくられた本
編み物をしない人も ぜひ本屋さんにいって手に取って開いてみてほしい!
そうおもう本なのでした